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Vol. 34 Adobe Premiereの4K UHDのシーケンスを「Blackmagic Design UltraStudio Monitor 3G」などでHDダウンコンバート表示した際のアスペクト比問題について
前回の日記では、「Blackmagic Design UltraStudio Monitor 3G」のHDMI出力におけるスーパーホワイトのクリップ問題について取り上げました。

今回は、既知の問題でありながら長年にわたり解決されていない、「Adobe Premiereの4K UHDのシーケンスを、UHD→HDのハードウェアダウンコンバーターを搭載していないブラックマジックデザイン製品でダウンコンバート表示すると、アスペクト比が崩れる問題」についてご紹介します。

4K対応かつカラーグレーディングに耐えうる色再現性を持つモニターは高価であるため、HD対応のモニターを使用するケースも少なくありません。そのため、本問題に悩まされている方も一定数いらっしゃると思われます。

参考URL: https://forum.blackmagicdesign.com/viewtopic.php?f=3&t=202213

この問題の原因がアドビ側にあるのか、ブラックマジックデザイン側にあるのかについては、上記リンク先でも議論されていますが、両社とも「自社側の問題ではない」という姿勢を示しているようです。

結論から申しますと、この記事を書いている時点では、根本的な解決方法は確認されていません。そこで今回は、回避策の一つとして、「モニタリング時のみ、調整レイヤーで横方向をわずかに縮小する」方法をご紹介します。

■現象の再現

最外周を太さ8ピクセルの赤枠で囲んだ3840×2160のモノスコチャートを用意しました。
※都合により、HD用のチャートを拡大して使用しています。

Vol34_01

このチャートをAdobe Premiereの3840×2160 UHDのシーケンスにのせ、UHDに非対応の「UltraStudio Monitor 3G」で出力するために「Scale Down」を選択すると、「UltraStudio Monitor 3G」のSDI出力は、なぜか2K DCI(2048×1080)になってしまいます。

Vol34_02

これは、本来16:9である「3840×2160」の映像が、横にわずかに伸びた約17:9の「2048×1080」に変換されていることを意味します。

この状態で、「UltraStudio Monitor 3G」のHDMI出力を「1920×1080」のFHDモニターに接続すると、「2048×1080」の左右が切り取られた状態で表示されてしまいます。

Vol34_03

なぜHD(1920×1080)ではなく、2K DCI(2048×1080)に変換されるのかについては、現時点でメーカー公式の明確な説明は確認できていません。

■回避策

ここからは、私が考案した回避策をご紹介します。
※単純な方法のため、同様の方法すでに実践されている方もいらっしゃると思います。
【重要】この手法は「モニタリング時のみ」使用してください。書き出し時に有効のままにすると、実ファイルのアスペクト比が崩れます。

■手順

1. タイムライン最上段に必要に応じてビデオトラックを追加し、「調整レイヤー」を配置します。

2. 調整レイヤーに「トランスフォーム」エフェクトを追加します。

3. 「トランスフォーム」エフェクトの「縦横比を固定」のチェックを外し、スケール(幅)に「93.75」と入力します。この数値は、「1920÷2048」という計算から導き出したものです。
数値を確定すると「93.8」と表示されますが、内部的には「93.75」の設定が適用されているため、問題ありません。

Vol34_04

この設定により、パソコン画面の「プログラムパネル」では、横幅がわずかに縮んだ不正確なアスペクト比で表示されますが、「UltraStudio Monitor 3G」に接続したHDモニターでは、正しいアスペクト比で表示されます。

Vol34_05

※掲載画像の例では、アスペクト比の補正に加えて、シーケンスタイムコードの焼き込みも行っています。
書き出し時には、調整レイヤーの「トラック出力の切り替え」ボタンを必ずOFFにしてください。

■補足

ハードウェアダウンコンバーターを搭載した「DeckLink 4K Extreme 12G」では、この問題は発生しません。

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by camerakun ¦ 14:45, Saturday, Mar 21, 2026 ¦ 固定リンク

 

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