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Vol. 19 Panasonic GH5S ISO設定のポイント
Panasonic GH5Sは、比較的高感度で撮影をしてもノイズが目立ちにくく、綺麗な映像を撮ることができる素晴らしいカメラですが、感度設定には少しだけ注意が必要です。

まず、Dual Native ISOを搭載しているので、「低感度」・「高感度」の2つの選択肢があります(自動切換も可能)。「低感度」側で感度を上げてゆくよりも、「高感度」側を使用してさらに高い感度を選んだ方が、ノイズが少ない映像になる場合があります。

次に、一般的にはISO感度を高く設定するとノイズが増えるものですが、GH5Sの感度設定を「高感度」側に設定した場合、ISOの値とノイズの量が比例しなくなります。例えば、ISO1250で撮影するよりも、ISO1600で撮影した方がノイズが少なくなります。「低感度」側の場合は、ISOの値に比例してノイズが増えます。

そして、カメラによっては、ベース感度よりも低い感度で撮影するとダイナミックレンジが狭くなることがありますが、GH5Sの場合は低感度側の拡張ISOを使用しない限り、良くも悪くもダイナミックレンジは変化しないそうです。

例えばV-Logで収録する場合、ベース感度のISO800ではなくISO320を選択しても、ダイナミックレンジは狭くならず、ノイズが少ない映像が得られます。

ISO320で約12stopのダイナミックレンジが得られるのならば、ISO800では13stop以上のダイナミックレンジになりそうなものですが、何らかの理由でV-Log Lの仕様に合わせてクリップさせているのかもしれません(あくまで推測です)。

そのような諸々を、技術のページにアップしております。

http://www.camerakun.info/tec_gh5s_02.html
(ISO感度設定については、ページ後半に記載しています。)

by cameraman ¦ 20:00, Wednesday, Jul 04, 2018 ¦ 固定リンク

 

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