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Panasonic AG-HPX175で映像制作 VOL.1 
HVX200から進化したCCD搭載で、画質UP

 

Panasonic AG-HPX175を急遽導入

HVX200の写真
写真1 Panasonic AG-HPX175

2009年クランクイン予定の作品(自主制作)が、ナイトシーンが主となり夜の公園等でのロケもあるとのこと。もちろん、照明をガンガン炊く程の予算も無く、アベイラブルライト(その場にある光)での撮影となる見込み。

「果たして現在のメインカメラであるAG-HVX200で対応できるだろうか?」という不安もあり、買い替えの検討を開始。

HVX200はあまりS/Nが良くない面があり、シネライクガンマで使用すると暗部にノイズが目立ちやすい傾向がありました。

演出上ある程度ノイズが許容される状況でも、ゲインアップして撮影すると、かなり厳しい画質。

後継機にそのあたりの改善を期待していたものの、今年8月の展示会で見たHPX175試作機は、さほど良くなっているようには感じず、買い替えは見送り。

しかしながら低照度環境下でHVX200を使ったロケを敢行するのは不安なので、引き続き買い替えを検討。

カメラ部の性能を考えれば、SonyのXDCAM EXシリーズが有力な候補。Sonyの展示会でデモ機を見たときは、画質の良さに大きな衝撃を受けました。

が、しかし、EX3が登場してお手頃価格になってきているEX1を選んだとしても、その販売価格は60万円台(2008年11月現在)。更に追加のバッテリーやSxSカードを購入すると、かなりの出費。
これまで買いそろえたP2カードやPanasonicのバッテリーが無駄になるのも問題。

海外のWebサイトでHPX170(HPX175の海外モデル)のレビューを読んだり、HVX205A(HPX175と同じCCDを搭載)の評判を調べたりし、結局HPX175の導入に至りました。

 

AG-HVX200との比較

HPX175のテスト撮影を兼ねて、HVX200との比較撮影を行いました。ただし、厳密に性能比較を行うことが目的ではありませんので、露出の決定などは大雑把に行っていますまた、よく使う設定で確認することとしたため、両機ともシーンファイル6(CINE-D)のデフォルト値にて、1080/30pで収録しました。
※実際には24pでの撮影がほとんどですが、比較作業の便宜上30pで収録しました。

実際にHPX175を使用してみると、予想通り大幅な画質の向上は感じず、HVX200とあまり変わらない雰囲気。

レンズが少し小型化されたにもかかわらず、より広角寄りになったことが影響しているのか、ちょっとだけ周辺部の光量低下が出ている様子。ただ、モニターで実写映像を見る限り、実用上は問題無さそう。

暗いシーンや、明るい場所でも絞り込んで暗く描写したシーンでは、僅かにHPX175の方がすっきりした印象。

+12dBまでゲインアップするとその差は広がり、HVX200のザワザワとしたカラフルなノイズに比べ、HPX175は細かなノイズで好印象。

HPX175ノイズ比較画像
※ノイズを強調するため、Photoshopで明るさを上げています。

光源を直視するアングルでのスミアは、だいぶ改善。

HPX175スミア比較
※500Wのミニフォーカシングライトをカメラレンズに向けて設置。

レンズが変わったためなのか、信号処理の工夫なのか、色収差がいくぶん改善されている様子。

日中の屋外シーンでは、さほど変わりはない様子。少しだけ高輝度部分の描写が異なっているのは、撮影時の露出設定の違いが影響している可能性があります。

HPX175日中の比較
※厳密な比較テストではないためラフに設定したため、若干HPX175の方が暗めになっています。

--このページは、追々、追記してゆきます--

2009.11.7追記 更なるテスト撮影等を行う予定でしたが、問題なく実際の撮影で使用を開始しており、改めてテストをする必要がなくなったため、今後このページに追記する予定はありません。

 


作成 2008.11.8
最終更新 2009.11.7

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