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Vol. 27 YouTubeにアップロードすると色が変わる説を検証中 |
大変お久しぶりの投稿です。
最近、「YouTubeに動画をアップロードすると映像の色味が変わる」という情報をネットで目にしました。
YouTube内部のエンコード処理で色味を変えるような工程があると仮定すると、HDRでアップロードした映像のSDR版の生成時や、推奨エンコード設定であるRec.709以外の色域でアップロードされた映像に対して行われることが考えられますが、どうやらそういった問題ではなさそうです。
気になりましたので、ネット上でいくつか情報を調べてみましたら、Mac環境で編集をなさっている方々の間で問題になっていることのようでした。
そうなりますと、Macを使用する際に避けて通りにくい「カラーマネージメント」についても考慮する必要が出てきます。
ひとまず大きな目標として、「YouTubeにアップロードしたRec.709の映像は、YouTube内部で何らかの<色変換>が行われるのか否か」「WindowsやテレビでYouTubeを視聴する場合はどうなのか」という点を調べることにしました。
今日の時点では、未完成版を取り急ぎ暫定版としてアップしておりますが、随時加筆・修正を加えてゆく予定です。
http://www.camerakun.info/tec_youtube_01.html
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by camerakun ¦ 12:56, Monday, Feb 01, 2021 ¦ 固定リンク
Vol. 26 V-Log L素材でF-Log ETERNA LUTを試用 |
カラーグレーディングの際にとても力強い味方となるDaVinci Resolve Studioには、様々な機能があります。
その中のひとつ、「カラースペース変換」を使用して、V-Log Lの素材にF-Log用のLUTをあててみる実験をしました。FUJIFILM社のFilm Simulation ETERNAに興味があったものの、同社製のカメラを所有しておらず、とりあえずV-Log L収録した素材で試してみようと思い、実施しました。
動画ではResolve Color Management(RCM)を使用しない方法でご紹介していますが、RCMを使用したワークフローにて、LUTを使うような場合にも有効な方法だと思います。 |
20:06, Sunday, Apr 19, 2020 ¦ 固定リンク
Vol. 25 GH5SでV-Log L収録(動画) |
Vol. 19でご紹介したGH5SのISO設定や露出設定に関することなど、V-Log L撮影に役立つかもしれない情報を動画でご紹介します。
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昨年末、やむにやまれぬ事情で廉価なWindowsノートパソコンを購入しました。映像制作にかかわる事務的な作業で使用するソフトのために至急で必要であり、画面解像度(1920x1080以上必須)以外の性能は二の次で価格の安さが最優先(会社支給ではないため)。
短時間で色々調べ、最終的に第10世代のCore i5を搭載したレノボのThinkBook 15を発注しました。
いざ届いてみると、6万円台と安かった割には液晶画面(IPSでした)も見やすく、事務作業に使うだけではもったいないと感じるようになりました。
とはいえ、バリバリ使うには8GBのメインメモリでは心もとないので、8GBのメモリを増設することにしました。
その作業の様子を、今回動画にしてみました。
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by camerakun ¦ 19:57, Sunday, Jan 05, 2020 ¦ 固定リンク
前回の記事で取り上げたHDD故障のその後です。
故障したWD製HDDは、3年保証付きのものでした。まだ5ヶ月ほど保証期間が残っていましたので、修理に出しました。
WD製HDDの日本国内でのサポートは、I-O DATA社が対応しており、今回は購入したヨドバシカメラ店舗の修理受付窓口経由で修理を依頼しました。
途中、「修理ではなく新品交換になるが、同型機を用意できないので後継機の同色モデルで問題ないか」という確認の電話があり、修理依頼からおよそ1ヶ月で新品交換されて戻ってきました。

(交換品に同梱されていた書類)
元々使用を予定していた映像作品のデータバックアップには、すでに他のHDDを使用しています。ちょうど、NASのバックアップ用HDDが必要だったので、戻ってきたHDDをそちらに回すことにしました。

(NASに接続したHDD)
HDDが自然故障する頻度は決して高いものではないので、一般的な1年保証に対して3年保証であることがそう大きなメリットであるとは思っていなかったのですが、今回は3年保証のおかげでHDDが無駄にならずに済みました。 |
by camerakun ¦ 20:47, Sunday, Oct 27, 2019 ¦ 固定リンク
Vol. 22 ハードディスクドライブ(HDD)の故障は予期できない |
HDDは「いつ壊れてもおかしくない」という考えのもと使用するものではありますが、心の奥底では「新しいHDDなら大丈夫だろう」ですとか、「エラーチェックして問題が出てないHDDだから大丈夫だろう」という考えが生まれてしまいます。
しかし残念ながら、やはり「HDDは突然壊れる」ものです。
今回、まさにそういった場面に遭遇しましたので、顛末を書き記してみます。
事の発端は、まもなくポスプロ作業に入る予定の自主制作映画に関わる素材を細かく整理し直したので、改めてバックアップHDDを作成しようとしたことです。
バックアップ先は、2017年2月に購入した4TBの外付けHDD。Windowsの「disk part」の「clean」コマンドで管理領域を削除後、メーカー純正の診断ツールを使い完全ドライブテストを行い、問題がないことを確認しました。

WD Drive Utilitiesの画面
あとはNTFSでフォーマットして、Fast Copyで翌朝にはコピーが完了するはずでした。しかし……。

FastCopyの画面
コピー後に実行されるベリファイにて、ファイルの読み込みエラーが発生していました。故障品で入手した廉価なノートパソコン(部品交換して問題なく動作しているもの)を使用していたので、当初はパソコン自体の不具合も疑っていました。こういった場合、Windowsのイベントビューアーを見ると原因を掴める可能性があります。

イベントビューアーの画面
HDDへのアクセスで問題が発生していることがわかりました。一応念のため、S.M.A.R.T.情報を確認すると……。

CrystalDiskInfoの画面
どうやら、不良セクタが発生しているようです。前日にメーカー純正のツールで完全ドライブテストを実施していましたが、改めて実行してみました。

WD Drive Utilitiesの画面
S.M.A.R.T.ステータスはなぜか合格しているものの、ドライブテストは失敗してしまいました。
これらの結果から、「HDDが壊れた」と判断しました。CrystalDiskInfoの画面から分かる通り、電源投入回数は200回弱で使用時間も100時間強と、ほとんど使用していないHDDでした。頻繁に移動することもなく、基本的には棚で保管していました。
そういった使用状況でも、あっさりとファイルが読めなくなるような不具合が発生してしまう可能性があるわけで、改めてバックアップの大切さを実感しました。 |
by camerakun ¦ 20:09, Tuesday, Sep 03, 2019 ¦ 固定リンク
Vol. 21 ついに登場! 128GB BD-R XL |
昨年(2018年)11月、SONYから128GB 4層BD-Rが発売されました。2019年4月27日現在、ヨドバシドットコムにて128GB BD-R 5枚セットが4,890円(税込・10% 489ポイント還元有り)で販売されています。ポイント還元を考慮しますと、1枚900円程度で入手できることになります。128GBの容量があれば、4K30p又は24p 10bit 4:2:2(150Mbps)で収録した映像を約110分収録できます。
個人的に一番嬉しいポイントは、128GBのメモリーカードいっぱいに収録した撮影データをそのまま1枚のBD-Rにコピーすることが可能になったことです。メモリーカードのほとんどは2のべき乗の容量をもっていますので、これまでのBD-R(25GB, 50GB, 100GB)には収録カード単位で簡単に効率良くコピーすることができませんでした。

↑128GB BD-R XL5枚組のパッケージと、128GB SDXCカード5枚
BD-Rディスクの大容量化によって、書き込みにかかる時間も増加しました。128GBのBD-RにベリファイONで4倍速で書き込むと、終わるまでに4時間以上かかります。ディスク焼き中のパソコンで他の作業を行うことは、焼き込みの失敗につながります。失敗するたびにディスクがゴミになってしまっては、時間とお金のムダになり環境にも良くありませんので、ディスク焼き(BD-Rアーカイブ)専用のパソコンを用意しています。
128GBのBD-R登場と直接関係はありませんが、2019年度のスタートを機に、BD-Rアーカイブ用のパソコン環境を再整備しました。
ディスク焼きは低スペックのパソコンで十分なので、私はディスク焼き用としてサブの廉価なモバイルPCを使用していました。上記の通り、128GBのディスクへの書き込みは時間がかかるので、デスクトップPCで作業をしている間にモバイルPCの方で焼くといった使い方です。また、夜寝ている間に書き込む場合にも、デスクトップPCより省エネです。
もうひとつ、故障品で入手したノートパソコンも使っています。いくら低スペックでも大丈夫とは言っても、動作が不安定なパソコンでは意味がありませんので、趣味と実益を兼ねて故障していた起動HDDを新品のSSDに交換し、内部を入念に清掃したうえ、しばらく動作検証を兼ねて使用していました。
今回、その元故障品パソコンのメインメモリをより容量の大きい新品に交換し、OSを最新版に更新(クリーンインストール)して、ライティングソフトであるNero Burning ROMのバージョンを2014から2019に更新しました。ディスク焼きには、SONY製128GB BD-Rに対応したファームウェアが公開されている、PioneerのBDR-XD07を使用します。
再整備したアーカイブ環境で、今年度もちまちま映像データのアーカイブ作業を進めて参ります。
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by cameraman ¦ 18:27, Sunday, Apr 28, 2019 ¦ 固定リンク
Vol. 20 Panasonic GH5S VFR撮影時の画質 |
GH5Sはバリアブルフレームレート(VFR)撮影が可能であり、FullHD解像度で最高240fpsでの撮影が可能です。24p収録では10倍のスローとなり、かなり魅力的です。
しかしながら、60fpsよりも高いフレームレートで撮影すると、若干画質が劣化します。
60fpsを超えて100fpsまでは、ごく僅かですが偽信号が出てくるようになります。例えば、衣装の布地のモアレが少し出やすくなります。感じ方には個人差がありますが、ほとんどの場合気にならないレベルだと思います。
100fpsを超えて200fpsまでは、映像が甘くなり偽信号も出やすくなります。衣装に盛大なモアレが出る場合もあります。
200fpsを超えると、画質の劣化に加えて画角も狭くなります。
各フレームレートの画質を比較するうえで、気をつけなくてはならない点があります。
まずひとつめは、HDMI外部モニターを接続してVFRのフレーム数を変更しながら画質を確認する場合は、SDカードに記録中の映像で判断する必要があることです。録画停止中は、画質の劣化がわかりません。
次に、VFRでフレームレートを高くしてゆくと、ビットレートが相対的に低くなることにより、圧縮ノイズが増加することです。FHD30pで収録する場合の映像ビットレートは100Mbpsですが、VFRで120fps収録すると、映像のビットレートは35Mbpsになります。これは、実際にSDカードに収録した映像で確認する必要があります。 |
by camerakun ¦ 20:30, Wednesday, Jul 04, 2018 ¦ 固定リンク
Vol. 19 Panasonic GH5S ISO設定のポイント |
Panasonic GH5Sは、比較的高感度で撮影をしてもノイズが目立ちにくく、綺麗な映像を撮ることができる素晴らしいカメラですが、感度設定には少しだけ注意が必要です。
まず、Dual Native ISOを搭載しているので、「低感度」・「高感度」の2つの選択肢があります(自動切換も可能)。「低感度」側で感度を上げてゆくよりも、「高感度」側を使用してさらに高い感度を選んだ方が、ノイズが少ない映像になる場合があります。
次に、一般的にはISO感度を高く設定するとノイズが増えるものですが、GH5Sの感度設定を「高感度」側に設定した場合、ISOの値とノイズの量が比例しなくなります。例えば、ISO1250で撮影するよりも、ISO1600で撮影した方がノイズが少なくなります。「低感度」側の場合は、ISOの値に比例してノイズが増えます。
そして、カメラによっては、ベース感度よりも低い感度で撮影するとダイナミックレンジが狭くなることがありますが、GH5Sの場合は低感度側の拡張ISOを使用しない限り、良くも悪くもダイナミックレンジは変化しないそうです。
例えばV-Logで収録する場合、ベース感度のISO800ではなくISO320を選択しても、ダイナミックレンジは狭くならず、ノイズが少ない映像が得られます。
ISO320で約12stopのダイナミックレンジが得られるのならば、ISO800では13stop以上のダイナミックレンジになりそうなものですが、何らかの理由でV-Log Lの仕様に合わせてクリップさせているのかもしれません(あくまで推測です)。
そのような諸々を、技術のページにアップしております。
http://www.camerakun.info/tec_gh5s_02.html
(ISO感度設定については、ページ後半に記載しています。) |
by cameraman ¦ 20:00, Wednesday, Jul 04, 2018 ¦ 固定リンク
Vol. 18 Premiere Pro CC 2018 AVCHDの音声レベルに注意!! |
【2018.6.28追記】
その後の調査・問い合わせの結果、Sony以外の機種(2.27の追記で問題ないと書いたPanasonic製も含む)の一部でも同様の症状が出ることがわかりました。
また、少なくともSonyの記録自体にフォーマット違反は無いことが確認できました。
現在のところ、とても厄介で解決への道のりが長い問題となっているようです。
【2018.2.27追記】
多忙につき情報の追加がおろそかになっておりました。重要な点を追記します。
AVCHD音声のレベルに関する問題は、
- Premiere Proに限らず、Final Cut Pro XやDaVinci Resolveでも発生。
- 今のところSONY製カムコーダーで収録された素材のみ発生(Panasonicは問題ない)。
という状況です。
つまり、「SONY製品で収録されたドルビーデジタル音声」を、WindowsやmacOSが搭載するドルビーデジタルデコーダーでデコードすると発生するということになります。Premiere Pro固有の問題ではなさそうです。
メモリの消費量が異常になる件は、2018年1月のアップデートで修正されました。
【追記終わり】
Adobe CCのアップデートが公開されてしばらく経ちましたが、困ったことがいくつか出てきています。
まず、そもそも名称が「CC 2018」ではなく「CC 2017年10月リリース」が正解らしいのですが、便宜上CC 2018と表記することにします。
今回取り上げるのは、ドルビーデジタル音声を使用したAVCHD素材を読み込む際のトラブル。業務用NXCAMではドルビーデジタルではなくリニアPCMを選択することができるので大丈夫ですが、ドルビーデジタル一択の家庭用AVCHDでは大問題です。
問題の一つめは、素材の読み込み中にメモリ使用量がうなぎ上りに増加し、フリーズしたり最悪の場合OSごと落ちてしまうこと(Windows10で確認)。オーディオキャッシュファイルの生成中に問題が起きているようなのですが、フリーズしたり動作が停止すると、妙なキャッシュがたくさんできたり、クリップを再生すると音声が別のクリップのものが出てくるなど大混乱が起きます。
そして問題の二つ目は、音声コンプレッサーがかかってしまうこと(Windows10, macOS両方)。最大で約11dB音量が持ち上がるうえ、比較的高めのレベルの部分はひずんでしまいます。これは波形の画像を見ると一目瞭然です。

画像の上側はCC 2017.1.2で読み込んだもので、-30dBFSの一定レベルで収録したLチャンネルは一定の波形で、0dBFSから3dBステップでレベルを下げながら収録したRチャンネルも正しく階段状になっています。
画像下側はCC 2018で読み込んだものです。単純にコンプがかかって音量が上がるので、場合によっては小さい音が大きくなって聞きやすくなるかもしれませんが、比較的レベルが高めに収録された音は少し歪んでしまいます。それ以前に、勝手に音声にコンプがかかる編集ソフトなど、前代未聞です。
これらの不具合はAdobeのWEBサイトにある不具合報告フォームに報告済みですが、現状のPremiere Pro CC2018ではドルビーデジタル音声のAVCHD素材は正しく扱えないと考えた方がよさそうです。 |
by camerakun ¦ 23:50, Wednesday, Nov 08, 2017 ¦ 固定リンク
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